藍染ストール　ローシルクと綿

ローシルクをご存じですか？一般的な美しい絹は、蚕の入ったままの繭を熱湯の中で煮沸し糸を繰り取ります。ローシルクは蛾が抜け出した後の繭から糸を作ったものです。そのためベジタリアンシルク・ピースシルク・不殺生のシルクと呼ばれたりするそうです。短く切れた繊維を紡いだものなので、太さも均一でなく、節があったりして素朴な雰囲気です。そのナチュラルさが好まれます。

たて糸は綿で、よこ糸はローシルクです。染める前は太さが一定でなく、撚りの少ない糸だなと思いましたが、染めあがると綿のようにフワフワと膨らんできました。精錬されていないせいか濃く染まりません。野趣にとんだ雰囲気でナチュラルなお洋服と相性がいいと思います。

今年の春に染めて暗い所で保管していました。真夏以外は活躍してくれそうです。まず見かけることのない品です。

大きさは　幅68センチ　長さはフリンジを含まず160センチ　です。重さは　200グラム程です。