ペタンコバッグ　鳥さん

　我が家の庭には、3月になるとシジュウカラがやってきます。実は、今の猫の額ほどの庭のついたこの家を買った時の主人の狙いは、「鳥の来る庭にすること」。ちょうどリビングの窓から見えるところに、シンボルツリーのコナラを植えました。夏は日陰を作り、冬は落葉樹なので葉っぱが落ちるのでリビングに日が入ってきます。そして、コナラがかなり大きくなった2年前にシジュウカラの巣箱をコナラに設置。近所の神社の手づくり市で見つけたシジュウカラ専用の巣箱です。どうなるかなあと気を揉んでいたら、「ツーピー、ツーピー、ツーピー」と鳴き声がします。「来た来た」と。よく観察しているとどうやら、巣箱に木の枝などを運んでいる様子。「卵を産むかも？」と期待しましたが最初の年は途中で巣作りをやめて、つがいのシジュウカラは何処かに行ってしまいました。
　今年もシジュウカラがやってきました。つがいです。カラ吉とカラ子と名前をつけて卵を産むかと気を揉んでいます。シジュウカラのバッグが作りたくなって一生懸命デザインしたのですが、横糸渡しの技法ではシジュウカラの編み込み模様は難しく「じゃ、私の心の中の鳥さんにしよう」とプロジェクトペーパーに編み図を起こしました。これから飛び立とうとする鳥さん。前向きです。裏地は無地でポケットはハギレで偶然見つけたとっても可愛い鳥さんの布を使い、持ち手に、探しに探したシジュウカラの柄のカフカリボンを使用。リネンのテープで補強しました。本当はもう少し高いお値段にしたかったのですが、あまりにもミシンが下手で「これでは、材料費に少しプラスした価格にしかできない」のと、編み地がテクニック不足なのが気になって、このお値段でのご提供です。また、バッグの本体と裏地は手縫いで縫い合わせています。気をつけて製作しておりますが、使用頻度が多いとバッグ本体と裏地をつなぐ糸がほどけてしまうことがございます。お客様の方で縫い合わせ可能と思いますが、送料はご負担頂きますが、縫い合わせは無料にて承ります。但し、故意によるものの場合はお断りすることがございます。ご了承ください。
　ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

《使用糸》　　パピーのコットンコナ（廃盤色を含む）　　綿100％
《裏地》　　　国産のシーチング生地　　綿100％
　　　　　　　ポケット部分　コットン生地　　アメリカ製
《持ち手》　　カフカリボン ドイツ製
　　　　　　　リネンテープ 国産