縹色の型染のギャルソンウォレット

縹色の型染のギャルソンウォレット

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鮮やかな型染めは縹色(はなだいろ)の藍染めのもの。
深く濃い藍の型染めはよく見かけるけれど、
こうした鮮やかで爽やかな色のものはなかなか出会えない。
深く濃い藍染の麻とコンビネ-ションにして、
蛇腹式小物入れ(ギャルソンウォレット)に仕立てました。

極細番手の上布をマチに使ってアコーディオンポケットに。
パリのカフェでギャルソン達が持っていたギャルソンウォレットをモデルに。
お財布としても、カードやお札がたっぷり収納できるのはシンプルな仕切りならでは。
用途を定めないポケットが逆に使い勝手のよい小物入れに。
チケットホルダーやトラベルウォレットとしても。
通帳の仕分けやお薬手帖、母子手帖を仕舞ったり。
またはペンケースなど様々に使えます。

袋ものの素材を、布、ぞして主にアンティークの布にこだわって作るのは、
他の誰も持っていない自分だけのオンリーワンのものを愛用できる楽しみのため。
布の良さは何よりも修繕しやすく、柔らかな手触りは手馴染みが良く、
お使いのうちに何物にも代え難い愛着の沸く道具となっていくように思います。

素材の古布の補強に木綿や麻を重ねています。
長く作っている間に、化繊の芯地は柔らかな古布を逆に傷めてしまうことを知りました。
昔の木綿や麻は殆どが手で紡いだり、績んだりした”やんわり”とした糸で織られています。
そんな昔木綿は使っているうちに、
まるで綿=ワタへとかえっていくような手触りになっていきます。

なので、現代の化繊の芯や裏地、糸がなんだか浮いてきてしまうように思うのです。
そういうわけで、この数年、糸も木綿に、裏打ちにも麻や木綿を使うようになりました。

そして内布に使っているのは上質な帆布を製造されていた岡山の恵藤織物さんの布。
惜しまれながらも廃業されてしまって、デッドストックの帆布を使っています。
革や藍染布との相性が良くて、織り目が緻密ながら綿糸の豊かさもある、本当にイイ帆布なのです。

収納ポケットは全部で6つ。
かぶせの裏のレザーベルトはペンを挟んだり、地図やチケットやメモを挟んだり、
色々に使えると思います。

縹色の縞の上布や日本の繊細な着物地をマチとポケットに使いました。
仕切りポケットはイタリアのヘンプリネンを、
前ポケットには、韓国の柿渋染めのサンベとよばれる大麻布を。
それぞれの”麻”の手触りを比べて楽しんでもらえたらと思います。

かぶせの留め具と、紐先につけた留め爪は30年以上乾燥させた山桜を手彫りしたものです。
丈夫なイタリアンレザーの革紐がキュッと本体を気持ち良く締めつけてくれます。

一つ一つの工程を手縫いし、仕上げもすべて手仕事で仕立てた小物入れです。

薺nazunaの製品はすべて手縫い仕立て。
接着剤は使っていません。

手縫いにこだわるのは、布と布の合わせ目がふんわりとふっくら仕上るので、
手織りのものや上質の素材には手縫いで、というのが信条です。。。

手にしたときに心が和むような、かぶせを開け閉めする手が喜ぶような、
愛着の湧く小物入れに仕上ったと思います。

縹色の型染めとオイルレザーの小物入れ、
さあ、何を仕舞いましょうか。

size : 19cm × 10.5cm
(蓋をぴったり閉ざした時のおよその大きさです。)

表布 :型染め木綿+藍の厚手アサ (古布)

内布 :恵藤織物のデッドストック帆布番手違い2種(古布ではありません)

ポケット :上布(古布)、イタリアンヘンプリネン(古布ではありません)

留め紐 :イタリアンレザー

その他 :アンティークのボタン、山桜の手彫り留め爪、麻糸

発送方法

発送までの目安

2日
発送日は月~金曜日とさせていただきます。 お届け日時のご指定がある場合は取引ナビにてお知らせください。 東京発送です。遠方の場合は定形外書留郵便がお勧めです。 どちらも箱に入れての発送となります。

ご購入の際の注意点

すべての工程が手縫いの一点ものです。
サイズや素材などご確認の上、ご注文をお願いします。
布製のお財布、小物入れですが、芯に布を貼りつけたものではなく、
芯も厚手布で制作された、布の手触りを生かしたものなので、
ガッチリした硬さのあるものとは違います。
ご質問などございましたら、どうぞお気軽にお問合せください。
他サイト上で同時に販売中ですので、品切れになりました際はご了承下さい。

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東京 作品数:89

”薺nazuna”という屋号で、布手仕事のweb shopを始めたのは、2005年の春。  www.nazuna.net大切なものを仕舞うための”小物入れ”を…