こぎん刺しのテディベアS　総刺しこぎんクマ 青い海

「誰かの心の奥にある、思い出の海」

北海道の夏。日本海側の積丹半島から見える美しい青い海は、
「積丹ブルー」として知られるようになりました。
あの辺りは私の祖母の家があり、子供のころから夏と冬に毎年行っていました。

小さい頃は海で遊んだり、シーグラスを拾ったり。
港で船の絵を描いたりもしていました。
高台から海を見ると、一面青空を映して真っ青。
時々立つ白波やフェリーも鮮やか。響き渡る正午を知らせるサイレン。
そんな思い出の中の海を、こぎんのクマで表現しました。

私の生まれた北海道、学生時代を過ごした津軽のこぎん刺し、
ふたつの故郷をクマに込めました。
日本海に限らず、旅で訪れた海、故郷の海…そんな大切な海の思い出のある方に。
マリンスポーツや海が好きな方にもおすすめ。

■こぎん模様「蜘蛛刺し」。
この模様はほかの模様に比べて、糸目の部分が多いので
遠くから見た夏の海や、近くで見たとき海水越しに見える海底や石を表すのに
この模様を選びました。

■仕様
サイズ
高さ7cm（耳を入れると8cm）×横7cm
奥行5cm
※自立はできませんので座った状態です。

素材
ミニチュアファー、ジョイント、コングレス、こぎん糸、綿、ビーズ、紐

■こぎん刺しと総刺しこぎんクマとは
こぎん刺しは、青森県津軽地域に伝わる刺繍麻の着物の補強や保温が目的でしたが、やがて着物全体を飾る模様として、たくさんの模様が生まれました。
「てこなこ」「きくらこ」など、津軽弁の名前が付いた模様や、
「紗綾型」「亀甲」「鱗形」など日本古来の縁起模様に由来する模様もあります。

「総刺しこぎんクマ」は、こぎん刺しを生地全面に施した「総刺し」を使ったテディベア。
小さいため、身近な空間に飾ることができます。
またバッグなどに入れて連れて歩くのにもちょうどいいサイズです。
小さなぬいぐるみと一緒なことで、気持ちが不思議と落ち着くこともあります。

首、手足が自由に動かせますので、お好みの表情にできます。
嬉しい時は一緒に喜んでいるように、
元気がでない時は、励ましているように、
見る人の気持ちに添えるように、敢えて目鼻のパーツは付けていません。