菫の香。チェコガラスと淡水パールのペンダントブローチ

日本語の本読みが苦手な娘。

少しだけ宿題の本を代わりに読んであげることにしました。

幼い頃の絵本の読み聞かせを懐かしく思い出ながら読み進めたのは、学校に住むネズミが語る不思議な話の数々。

その中で引き込まれたのは黄色いドレスの女の子のお話。

手の中にあるものの当てっこをする中、ある日女の子の手には菫が。

「その後部屋にはぷうんとすみれの香りが漂っていたのでした。」

菫の香り！

この一文で、すっかり菫の匂いが気になってしまったのでした。

幼少の頃、母の鏡台で見つけた香水の香りは確か菫？
道端にひっそり咲いていた菫。期待した香りがなく、がっかりしたっけ。

最後には菫の香りがどうしても気になり、すみれの香水を探し始める始末。

欲しいのはすみれそのものの香り。いつか出会えますように。

菫の花のような色のチェコガラスを使ってペンダントブローチを作りました。

ムーンストーンのようなシラーがあり、淡水パールの照りに華を添えます。


素材　チェコガラス　グレー、　紫
　　　淡水パール

　　　ポリマークレイ 成形後、仕上げにパウダー顔料を塗布、130℃で焼いています。
　　　顔料は焼いたのち水洗いしておりますが、若干金銀粉が出る可能性があります。
　　　この素材は焼くことで陶器のような（若干柔軟性あり）強度が出ますが、
　　　床に落としたり衝撃を与えると割れたり、細かな細工部分が取れる恐れがあります。
　　　取り扱いにご注意くださいませ。

肉厚のチェコガラスを５つ使用しているため重さがあります。
写真のような厚手のコートや厚手のニットに合わせることをお勧めします。
薄手ニットなどには重さで穴が大きくなったり破れてしまう恐れがあります。