江南春色～上海木綿のころんとパンツ

2019年５月に久しぶりに中国・上海に渡り、土布を探してきました。
土布は中国全土で織られていた手織りの布、主に家庭内で消費されてきた普段使いの布のこと。その中でも上海近郊の江南と呼ばれるエリアで作られた土布は品質が高く、つとに有名。ただし既にほぼ生産は止まっており、残っているものの多くはコレクターが蒐集し終わり、値段は高騰し・・・・・・。というのが現状です。

そんな中、あちこち回ってどうにかこうにか許容範囲内の土布を集めてきました。
このパンツに使ったものもその中の１反です。

縦横木綿の糸を使い、しっかりと叩き込んで織られたいかにも「農家の布」。
丈夫で体を守り暖かさもある、質実剛健な、生真面目な布だと思います。
控えめなストライプがいい味わいです。

ポケットには今回初めて出会った「白系」の土布を使いました。こちらもストライプ。ポケット口の部分は手縫いで仕立てています。

丈　81cm
ウエストフリー

たっぷりサイズです。タイトル通り「ころん」とした形になります。着て、洗っていくとどんどん木綿がなじんでやわらかくなり、体に沿うようになるかと思います。それも含めて楽しんでいただければ。

実店舗・オンラインショップ、また他のクラフトマーケットでも同じものを展示しています。このため売り切れ表示が間に合わないことがございますので、ご了承ください。