先染め手織りの藍布で作ったシンプルなパンツ

手織りの藍木綿で、ゆったりとしたパンツを作りました。

藍木綿はタイ北部プレー県の工房で織られたものです。糸を先に染め、その後縦横とも藍染木綿糸を使って織り上げています。なかなか出合うことが少なくなった手織り生地の一つで、今度はいつ手に入るかわかりません・・・。

プレー県はチェンマイからバスで３～４時間の距離だったと思います。タイの友人の伝手を頼りましたが、連絡がうまくいかずに結局は何の情報もないまま突撃することになり、街の洋服屋さん→洋服屋さん２→縫製屋さん→染屋さん　という経路をたどって１軒の工房に。そこでは言葉も通じないので「押しかけ修行に来た人」と思われ、泊めてもらって２日間にわたり、ひたすら白布を言われたとおりに糸で括る（絞り染め）作業を。
その工房では糸を大量に染めているのも見たので、その糸の行先を教えてくれと身振り手振りで尋ね、息子さんがバイクで織り屋さんに送り届けてくれ・・・。
というような顛末で、手に入れた生地です。実際には行ったときにはわけてもらえる生地がなく、予約をして、半年後に取りに行きました。

そんな思い出深いプレー県の藍布です。先染めのため、全体が均一ではなく、少し薄い部分があったり、表情のある布です。この布では古布を合わせたパンツも作りますが、今回は思いっきりシンプルに、ポケットもシームにして作りました。
画像が少し明るめに写っています。もう少し紺色に寄った青です。

オーソドックスなワイドパンツです。
丈は8分くらい。ウエストはゴムです。
左右にシームポケットがあります。
着丈　85㎝　　ウエスト最大　102㎝　裾周り78cm

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