ラホツランプ-スタンダード

このランプシェードは、2018年に奈良のギャラリー勇斎で展示したものです。熊本県水俣市にある紙漉き工房「水俣浮浪雲工房」から楮（こうぞ）のパルプを提供していただき、特殊な技術により立体的にパルプを成形して作りました。したがって竹や針金などの骨組みはなく、和紙だけでできています。
明かりをつけると、和紙のパルプのムラが何ともいえない模様となって現れます。小ぶりなサイズなので枕元などどこにでもスッキリ収まります。また仏壇の灯明として利用されている方もおられます。
このシェードは大仏様の頭髪（＝螺髪）をかたどっています。螺髪は「ラホツ」または「ラハツ」とも呼ばれ、悟りを開いた如来像の身体的特徴の一つとされています。実際の奈良の大仏様の螺髪は492個確認されています。そこでこのランプはそれにちなみ492個限定でひとつずつ番号をつけています。
大きさはランプ全体で15～6cm、直径は11～2㎝です。ひとつひとつ手作りのため大きさも形も一様ではなく、それぞれが個性的です。お届けするシェードの形が多少異なる場合がありますがご容赦ください。