しじみ　　　1

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日本には古来からの彫金技法、象嵌【ぞうがん】の技術があります

シルクロードを伝わって飛鳥時代に日本に入り、
平安時代に技術の基礎ができました
江戸の刀鍛冶師が広く受け継いだといわれています


象嵌には
銀線などを嵌め込む線象嵌、
鏨(たがね)で布目をつくり箔をのせる布目象嵌、
平象嵌などがあります


その仕上げには、近代の機械的なものではなく
炭ずりや
硫酸銅、緑青をつかった色あげなど

様々な行程を重ねて仕上げます

その仕上がりはとろみのある光沢で、派手な光ではありませんが…日本の色独特の、とても美しい風合いです


日本には、香炉などの象嵌の素晴らしい作り手の方々が沢山いらっしゃいます


古くからの日本の伝統技術がもっとみなさんの身近なものになれば…
この作品を入り口に
象嵌を知っていただけると嬉しいです