トチノミ（B品）

商品名：トチノミ（B品）
品番：NG00052A02
品質：S（同じ素材の中での比較による品質表示）
サイズ：約 27×25×23 〜 18×15×14 前後（1個体サイズ）
入り数：約 140 個
総重量：約 980 g（パッケージを除く）
採取地：日本産

名称：トチノキ
別名／俗称：栃の木、栃の実、橡の木
英語：Japanese horse chestnut
学名：Aesculus turbinata
分類：トチノキ科 トチノキ属
原産／分布：北海道、本州、四国、九州の冷寒帯に自生、各地に植林

※サイズが小さいもの、扁平など形が丸くないもの、シワやシミが多いものなどを全部まとめて140個ほどをB品として販売します。果皮が付いたまま乾燥したトチノミも3個入っています。


北海道西南部から九州に分布する落葉広葉樹で、本来おもに山地の沢沿いや谷沿いに自生し、サワグルミなどと一緒によく見られる。また、街路樹や公園樹として東京でもたくさん植栽されていますが、街路樹は剪定されているために本来の立派な姿とはずいぶん違い、剪定時期によっては実もならないことが多い。

トチノキは葉も花も実も大きくてとても特徴的。葉は、手のひら状の複葉で葉全体の長さが30〜50cmにもなる日本最大級の大きな葉です。ホオノキ（朴の木）の葉とも似ていますが、トチノキのほうが葉の先端がややギザギザになっています。トチノキの花は虫によって受粉がされますが、とくにミツバチがその役割をしているとされ、重要な蜜源になります。甘みやコクが強く、独特の香りのよい希少な蜂蜜となります。
実は、直径5cm前後のよく目立つ大きな丸い実で、秋になるとボトボトと大きな音をさせて落ちてきます。分厚い果皮が割れると、栗に似たこの栃の実が入っています。トチグリともいわれ、でんぷんを多く含み食用にできますが、苦み成分を多く含むためにかなりアクが強く、アク抜きには気の遠くなるようないくつもの工程が必要。とち餅などにして食べるためには、大変な手間のかかる実であるのにもかかわらず、日本では縄文時代から重要な食料とされ、今でもその文化が残っています。因みに、フランス語でマロニエと呼ばれるのは、よく似た種のセイヨウトチノキですが、人間がトチノミを食べる習慣は世界でも珍しく日本独特だともいわれます。

トチノキの実は、採れたばかりの時は濃い茶色ですが日が経つにつれ薄茶色に変化。また、乾燥がすすむにつれ、実の表面にしわ（皺）が出来てきます。落ちているととても目立つこともあり、トチノキのある公園などでは、毎年、トチノミ争奪戦が繰り広げられる木の実の人気者です。

【主な用途と素材の処理方法】
■作業効率や素材の保存を考えてジップの付いた自立式の透明なパッケージに入っています。商品には乾燥剤（食べられません）が一緒に入っています。
■主な用途：リース用素材、ショップのショーケースなどのディスプレイ、飲食店などのお料理のデコレーションや室内インテリア、各種クラフト用素材。
■処理方法：自然落下したものを採取。水洗いした後、日干し。一部、水洗いした後、食品用アルコールを散布して殺菌したものも含まれています。