玄鳥去【七十二候】

size　　　12.5cm×5cm×7.5cm（Ｈ）　　　
　
※縦と横の長さは最大値です。　

　　　　　
●　第45候　白露　末候　9月18日～22日頃

『玄鳥去（つばめさる ）』

暖かくなる春先に日本にやってきたツバメが、再び日本から暖かい南の地域へと帰っていく頃。季節の移ろいを感じて動くつばめの姿が見られます。

山々を模した土台に、来ては去っていくツバメが飛んでいく様をイメージしてつくってみました。

山上にちょこんと座ったちびっこも、ツバメ風の服を着ています。



七十二候（しちじゅうにこう）とは・・・古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、春分や夏至などの二十四節気をさらに約五日ずつの三つ（初候・次候・末候）に分けた期間のことです。「気候」という言葉は、この二十四節気の「気」と、七十二候の「候」から生まれたものです。

七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっており、今回はそのうちのいくつかを陶人形で表現してみました。



作品について・・・

ひとりずつ手作りしている、てびねりの陶人形です。

素材は陶土を使用しています。

服、ツバメ、土台の一部分には薄く透明釉を施しているので、その部分は少し光沢があります。

その他の部分は釉薬を使用していないので、表面は少しザラザラしています。