仮晶アゲート　太陽の塔　トルコ・アンカラ産　40cts./ ルース・カボション

トルコで産出される仮晶によって出来たアゲートです。

仮晶とは鉱物の結晶の外側の形だけ残し
長い年月の間に中身が消失し
別の鉱物によって置き換わった（置換）結晶のことを指します。

アゲートや貝化石などは中身が別のものに置き換わる
置換が珍しくありません。
仮晶アゲートは結晶の中にまた結晶が生まれるため
重層的で複雑な構造を持ち
まるで鍾乳洞やクリスタルの洞窟の中を覗いているかのような
独特の光景を生み出します。

こちらは真ん中のオレンジ色の二重円がまるで太陽のように見えるルース。
このような二重三重のサークルも仮晶アゲートに見られます。

トルコのアンカラは仮晶アゲートの主産地の一つで
素晴らしい仮晶アゲートが産出されることで有名です。
トルコ産の仮晶アゲートは鮮やかなオレンジ色や
マスタード色をしており、ニードルと呼ばれる針状の細長い結晶が
洞窟と化したアゲートの内部にたくさん伸びています。
この結晶を横にスライスするとこちらの石のような
サークル状の結晶として現れます。

滑らかに研磨されカットされています（裏面に空洞があります）。
鮮やかな色彩と抽象画家の絵画のような複雑だけれどもはっきりとしたデザイン。
アゲートの愛好家は世界中におりますので珍しいものや
クオリティが高いものはマニアによってコレクトされています。

こちらはトルコの天然石の専門店からお譲り頂きました。
トルコで発掘され現地で加工されたものですので
通常より仕入れ値が高くなっております。




鉱物名＿＿＿＿Pseudomorph agate（仮晶瑪瑙）

サイズ＿＿＿＿33X27X7mm

重さ＿＿＿＿＿40cts./8ｇ

石の処理＿＿＿天然無加工

原産地＿＿＿＿Ankara（トルコ）