蟋蟀在戸【七十二候】　

size　　　　4cm×4cm×11cm（Ｈ）

●　第51候　寒露　末候　10月18日～22日頃

『蟋蟀在戸 (きりぎりすとにあり）』

秋の虫が戸口で鳴く頃。「蟋蟀」はコオロギであるという説もあります。

はじめは野にいた虫たちが、秋が深まるとだんだん人家に近づいてきて軒下で鳴くようになります。

ちょっと擬人化した二本足のキリギリスをつくってみました。

七十二候（しちじゅうにこう）とは・・・古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、春分や夏至などの二十四節気をさらに約五日ずつの三つ（初候・次候・末候）に分けた期間のことです。「気候」という言葉は、この二十四節気の「気」と、七十二候の「候」から生まれたものです。

七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっており、今回はそのうちのいくつかを陶人形で表現してみました。

作品について・・・

ひとりずつ手作りしている、てびねりの陶人形です。

素材は陶土を使用しています。

手に持っている小さな筒には、お好みでドライフラワーやお香など差すことができます。

土台部分には薄く透明釉を施しているので、その部分は少し光沢があります。

その他の部分は釉薬を使用していないので、表面は少しザラザラしています。