ナガのヤオ

ミャンマーとインドの国境線あたりに暮らし、長く両国で独立闘争を戦っているナガ族という山岳少数民族があります。彼らが織る厚手の木綿生地を使って、ヤオ・パンツを作りました。
ナガ族の生地は、彼ら自身はブランケットとして使用するものです。深い山の中を移動する時などに重宝するものと思います。昔の写真で、ハンモックにして赤子を包んでいるのも見たことがあります。部族ごとに文様があり、代々受け継がれた技法を今でも守っています。
ナガ族居住区には通常外国人は立ち入れませんので、現地で購入するのは難しいのですが、たまたまタイで見つけたので求めた生地を使っています。

パンツの形はラオス、タイ、中国西南部に居住するヤオ族（場所によってはザオ族とも）のものから取りました。ヤオ族も山岳地域に暮らす少数民族です。写真ではちょっとわかりづらいかもしれませんが、開くと120°くらいになる、足さばきの非常にいいパンツです。
ベトナム北部のサパという町の近くの赤ザオ族の村を訪れた時に、出会って案内してくれた女性の着ていたパンツがあまりにも素敵で、譲ってもらえないかお願いしたところ、「そう言うと思った」とその場で脱いでくれた（もちろん下にもう1枚着ていたのです）思い出のパンツから取った型を、一部手直ししてずっと使っています。全部で７つのパーツを組み合わせていく、少し手の込んだ作りになっています。
似ているものとして、リス・パンツもありますが、ヤオ・パンツはリスほどには前後がぴょこんと飛び出ないので着やすいと思います。
丈は7～8分くらい。ウエストはゴムです。
ポケットはありません。

着丈　83㎝　　ウエスト最大　98㎝
ウエスト部分の最大値をヒップ部分で超えてしまうと着用できませんのでご注意ください。

脇布（柄）　木綿100％　ミャンマー産
その他部分　木綿100％　タイ産・ストーンウォッシュ加工


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