クモとなかよし　－あお－

size　　　5.5cm×7.5cm×4cm（Ｈ）

ひとりずつ手作りしている、てびねりの陶人形です。

素材は陶土を使用しています。

雲に見立てた土台に、色々な蜘蛛とちびっこが、様々なポーズで遊んでいたり、寄り添っていたり、お互いに楽しそうにしている作品です。

日本には、古来クモを見ることによって縁起をかつぐ風習が存在していて、「朝にクモを見ると縁起が良く、夜にクモを見ると縁起が悪い」とする「朝蜘蛛」・「夜蜘蛛」という概念があるそうです。

朝のクモは、「福が来る」「待ち人が来る」「 いい一日になる（クモは天気のいい日に網を張るので）」「神のつかい（使者）」など、吉兆の印、良いことが起こる知らせとされています。

地域別に様々な言い伝えがありますが、九州地方の一部ではクモを「コブ」と呼称するため、夜のクモは「夜コブ（「よろこぶ」を連想させる）」であり、縁起が良いものとされるそうです。

雲の一部に薄く透明釉をかけていますので、その部分は少し光沢があります。

その他の部分は釉薬を使用していないので、表面は少しザラザラしています。