• 原毛を洗う→ニードルで形を作る→緑の原毛を混色しニードルで刺しつけます→水、お湯、洗剤を繰り返しかけて圧力を加えます→縮みます→針は1mmの穴を開け特殊なエポキシレジンで接着→こんな風に作っています。

毛糸針からマチ針まで! 30年作り続けているピンクッション ジオラマ風の「のんびり牧場」

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編み物をする友人に頼まれました。
「毛糸針と普通の針を一緒に刺しておけるピンクッションが欲しいんだけど?」そう言われれば、太い針と細い針を一緒に刺しておけるピンクッシンってありませんよね?
なるほど!
ならば作りましょう!
太くても細くても針なら刺せるピンクッション!
あれこれと試行錯誤した結果、この形に落ち着きました。

ということで、どんな針でもどんと来い!なピンクッションです!

以下、説明になります。

ピンクッションは縫い針を刺しておく道具です。
今や百均にもゴロゴロ置かれているアレでございます。

そのアレを気がつけば私は30年作り続けているのでした。もっとも最初は、カゴに原毛を詰めたり陶器に入れてみたりしていたのですが、針抜けがしたり肝心の陶器が割れるなどの問題が次から次へと発生!

そこへ、叔母からピンクッションが届きました。「これって神なんですけど?」というタイミングで!もっとも叔母はフランス系カトリック修道院のシスターなので神に近いと言えば近い(笑)。親しくしているフランス人のシスターからいただいたとの事でした。

そのシスターはお母様から受け継がれたとのことでしたから、ゆうに100年以上は経っているという年代物です。そのアンティークなピンクッションは、ややつぶれた半球というか甘食パンみたいな形で、表面はビロードの布、サイドを渋い色のチロリアンテープで丁寧にかがってありました。

美しい。たかがピンクッションなのに存在自体が美しいのです。

そして、私はその Made in おFranceのピンクッションを思い切って分解してみたのです。もう布も傷んでましたしね。すると、その中にはオイリーな原毛がみっちり入っているではありませんか!

羊には元々ラノリンという油脂が付着しているのですが、その油脂が完璧には脱脂してされていない原毛を「オイリーな」とか「未脱脂の」などと表現します。北欧にはオイリーな毛糸で編んだフィッシャーマンセーターの伝統がありますね。

この「未脱脂の」原毛がたいへんなスグレモノなのです。「未脱脂」だから針が錆びません。また、ごくごく少量の油だから劣化して臭うなどという事も起こらない。
素晴らしい知恵です。しかも美しい。

それからです。私がごくごく真面目にピンクッションを作るようになったのは。原毛をイヤというほど使っておりますので固いです。固いとピンをしっかり保持してくれますし形も崩れません。

現在作っているピンクッションの形はそのMade in おFranceを踏襲しています。異なるのは素材とどうしても入ってしまうメルヘン感(笑)。

以下の点にこだわって作っております。
1、作業は原毛を洗うところから始まります。原毛には草、種、砂、そして乾燥したウンチなんかもくっついています。それを何回も水(お湯)を取り替えて洗います。

2、原毛(オイリーな羊毛)をニードルフェルティングで形づくります。(ドライフェルティングと呼ばれております。巷では羊毛フェルトという名称が使われておりますが。)テニスボール程度の固さになるくらい刺し固めます。

3、ハンドカーダー(犬や猫の手入れをする時に使う道具と似ていますね)で色を混ぜます。7〜8色を混ぜることで深みのある色になります。

4、土台にグリーンをのせてニードルで刺します。

5、1に水をかけたりお湯をかけたりして縮めます(ウェットフェルティング)

6、底にエポキ系の接着剤でしっかりと皮革を貼り付けます。→これで底抜けがしないようになります。

7、牛などのジオラマパーツに穴を開け、針と接着してオリジナルのピンを作ります。

8、牧場イメージのピンクッションの出来上がり〜♪

この作品はジオラマ風にしてみました。ジオラマ用の羊、牛、山羊(その時によって豚だったり若干の変更はありますが)をマチ針に加工したものを3本おつけいたします。

ピンクッションの大きさは、直径7cm、高さは4、5cmです。

和裁師さんや洋裁師さんなどザ・プロフェッショナルな方々に定評のあるほぼ一生モノのピンクッションです。

針仕事のお好きな方には必ずやお気に召していただけるものと存じます。

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猫の事務所

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