丸底バッグ　春または秋の野原のたんぽぽ

　リッチモアの2022年の糸の見本帳を見ていたら、コロール・ガウディ（イタリア製）という糸を発見。魅力的な糸。その中のグリーン系の糸を見て浮かんだのは、春、もしくは秋の野原。秋にたんぽぽは咲いているか？と思ったのですが、シークレットガーデンはなんでもありなので、良しとすることに。春の、地面が青葉になる寸前の、もしくは冬に向かって地面が土の色になっていく二つの風景が浮かんできました。糸にラメが所々に入っていて、太陽の光がキラキラ地面に届いているように見えます。「ここにたんぽぽを咲かせたい」と。「よし、バッグを作ろう」と早速デザイン開始。試し編みで、ポーチを編んでみて、色の出具合を確認（ポーチは9月にネットにアップします）。いい感じ。初めての糸なので、まず自分用にバッグを作ってみたらすごく気に入って、早速ネット用のバッグを編みました。たんぽぽたちが仲良さそうにお話ししているよう。「楽しいね。みんなで仲良くおにぎり食べたいね」と言っているよう。まど・みちおさんの「一年生になったら」の歌が聞こえてきます。100人のたんぽぽが、富士山の上でおにぎり食べたら楽しいだろうなぁ。編んでいても楽しかった。でもたんぽぽはどうやっておにぎりを持って食べるのか？不思議です。私の思考回路も不思議です。まあいいか。幼稚園児の頃、「一年生になったら」の歌が憧れだったから（友だちが100人できて、100人で富士山でおにぎりを食べたら楽しいだろうなぁとワクワクしたのを覚えています）浮かんだイメージです。本体を編み上げて、裏地をどうしようと考え、手持ちの布を合わせていたら、リバティのスリーピングローズが合っていた。持ち手は、たんぽぽ柄のカフカリボン 。リネンテープで補強しています。相変わらず、ミシンが苦手の私の腕と、そこそこ材料費もかかっているので、このお値段にしました。持っていると、楽しくなるバッグです。春先や秋口に似合いそうです。
　持ち手のカフカリボン がクシャクシャになって、新しいものと交換してほしいとのことであれば、有料になりますが、交換可能です。カフカリボン も、リネンテープ も、ちょっと高いです。合計3,300円（税込）ほどです。それに送料をご負担いただきます。但し、カフカリボン の在庫がない場合がございます。その場合は交換できません。ご了承ください。なお、私は、自分で作った試作品のバッグに1kgから2kgぐらいの荷物を入れて持ち歩いていますが壊れたりしたことは今まで一度もありません。思っている以上にたくさん荷物が入ります。バッグ本体と裏地は手縫いで縫い合わせています。気をつけて縫っておりますが、使用頻度が高いと、縫い合わせた糸が解けてくる場合がございます。お客様の方で、縫い合わせ可能と思いますが、送料はいただきますが、縫い合わせは無料にて承ります。また、メンテナンスには可能な限り対応いたしますので、何かございましたら遠慮なくご連絡ください。ただし、故意によるものには対応できません。ご容赦ください。

《使用糸》 コットンコナ 綿100％
　　　　　カブレ2005 綿100％　
　　　　　コロール・ガウディ　綿52％　絹33％　レーヨン15％
　　　　　スビンゴールド　綿100％
　　　　　ウオッシュコットン　綿64％　ポリエステル36％
《裏地》 リバティプリント（タナローン ）綿100％　
《持ち手》 カフカリボン ドイツ製
　　　　　リネンテープ リネン100％　ドイツ製