プロフィール

サラリーマン時代に趣味として始めたステンドグラス、長く続いたもので45年を超えました。
教本を片手に、部屋中にガラスの破片を飛び散らし、ミミズがのたくったような半田付けで作り始めたテラリウム。構成するガラスピースの形状を三角関数をひねくり回して求め、悪戦苦闘して作っていました。
退職後に、自己流で始めたステンドグラスを勉強し直そうと教室に通い、色々な技法を学びました。特に、絵付け技法は作品の幅を大きく広げてくれました。テラリウムの外周面に絵付けを施すことで新しい、世界に類を見ない作品が出来ることに気付きました。なんと、外周面に描いた物がテラリウムの中にあるように見えるのです。もちろん目の錯覚ですが。
サラリーマン時代の技術者としての経験もテラリウム作りに活かしています。テラリウムのデザインは三次元CADを駆使して美しいフォルムのテラリウムを設計しています。
テラリウムというと、中に植物を入れる容器とのイメージをお持ちの方が多いと思いますが、植物だけではありません。フィギュア、模型、旅行のお土産等々を入れることでテラリウムの中に小さな貴方だけの小宇宙を作り出すことが出来ます。インスタグラムやブログには色々なテラリウムの楽しみ方も提案しています。ぜひご覧いただきたくお願いします。

2018年の東京都美術館で開かれた日本ステンドグラス作家協会展にテラリウム「ロシアの思い出」(プロフィール画像の一枚目)が入選、展示しました。

※ステンドグラスの絵付け技法について
①先ず、ガラス表面にグリザイユという塗料で輪郭線を引きます
②輪郭線を定着するため電気炉にて焼付ます。
③輪郭線内に薄く 均一にグリザイユを塗布し、明るい部分のグリザイユを剥がします。
④剥がし終えたら電気炉にて焼付ます。③~④の作業を影付けと呼び、明るい部分と暗い部分の2階調の絵が出来ます。
⑤影付け作業を繰り返すことで2階調、4階調、8階調・・・・と立体感のある絵が出来上がります。
⑥次に着色です。赤や青等のグリザイユを塗布して電気炉にて焼付ます。二色を同時に塗布して焼くことも可能ですが、基本的には色毎に塗布し焼き付けます。
概ね上記が絵付けの工程となります。大変手の込んだ工法で多くの時間を要しています。絵付け技法の詳細については私のブログに記載してあります。関心をお持ちの方はご覧いただきますようお願いします。
 

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