プロフィール
布帛(ふはく)をベースにアクセサリーやブローチを作製していましたが、腕が上がらなくなり、指関節が痛み、手のひらに力が入らない…、意図することが上手くできず、微細な仕事ができなくなりました。
もっとうまくなりたいという思いから体を酷使ししていたことに気づけませんでした。
自分の体に感謝できていなかった自分に気づくとともに
同じような痛みで苦しむ女性が多いことを知りました。
リウマチ、へバーデン結節、ブシャール結節、腱鞘炎、手根管症候群、母指CM関節症…。
この仕事を続けるのは無理かと考えていたとき
サグラダ・ファミリアで有名なガウディも
ルノアールもリウマチだったこと、
マティスが油絵から切り絵に表現方法を変えたきっかけを知り、
自分ができること、を考えました。
先人たちの心意気
そして、自分が何をしたいのか
何を大切だと思ってこれから生きていくのか………。
何かを掴む
ビーズを掴む
なんて生涯できないかなと思っていたら
痛みはあってもつまめるようになり………。
痛み強弱の変動はあれど
そのなかで自分の取り扱い方を模索しながら
作り、創り
人様に喜んでもらえたらもっと嬉しい。
いや、
作れる、
努力できる、ことに喜びを感じられるようになった時
痛みも少しづつ和らいでいったのかもしれません。
今のところ日本は戦争していないから
好きなものをつくらせていただけて
運賃が高騰
材料費も高騰しているけれど
全く手に入らないわけではない。
今住まう国、環境に感謝しながらコツコツ作ってます。