鳥たちが春を告げるころ、ふと思い出す大切な人のこと。元気にしているかな、と思ったら、久しぶりに手紙を書いてみませんか。簡単な挨拶も、いつの間にか溜まっていた沢山の話したいあれこれも、手書きの文字なら、きっとあたたかな気持ちまるごと届けてくれるはずです。
編集後記
小学生の頃、可愛くてお気に入りの柄のノートをどうしても使えずに、新しいまま何冊も大事に引き出しにしまっていました。「お気に入りすぎて使えないクセ」はどうやらその頃から始まっていたようで、今ではレターセットや一筆箋の最後の一枚だけを残したものがいくつもあります。私の心に刺さったこの素敵な紙、もしかしたら二度と手に入らない紙を、忘れてしまわないように手元に取っておきたいのです。だから気に入ったポストカードを買う時は必ず二枚ずつ、送る用と自分用です。こんなに沢山の紙を持っているのに、いざ手紙を書こうとすると、あっ、書ける紙がない!ということもしばしば。みなさんにならこの気持ち、分かっていただけるでしょうか。(編集・I)