冷たい飲み物やさっぱりとした料理が並ぶ、涼やかな食卓。夏服を選ぶように、季節の食材に馴染む色、爽やかな質感の器を迎えたくなりますね。梅雨明けの青空と、海を渡る涼風のように気持ちを明るくさせる、毎日、毎年使いたくなるような夏のうつわを集めました。
編集後記
6月も半ばを過ぎると、私の実家では軒先にすだれをかけたり、座布団のカバーを麻生地に替えたり、夏に向けて毎日少しずつ家のしつらえを整えていた記憶があります。梅仕事も終わり梅雨が明ける頃には、さらりとした夏の暮らしの土台が出来上がっていました。その影響か、私もこの時期に食器の入れ替えをするようになりました。土ものの器は棚の奥へしまい、磁器やガラスの器を手前に並べるだけで台所の空気が変わります。つい先日、知り合いから譲ってもらったばかりの竹編みの平ザル。立てかけておくと涼しげでいい感じ。使い始めは今年最初の夏日にと決めています。茹でたての枝豆を盛り付けて、ビールで乾杯!今から楽しみでなりません。(編集・F)
次回のiichi通信は「暮らし支えるものづくり」。手ぬぐいや風車など季節を楽しめるもの、使い心地の良い生活雑貨や器、装いのものなど、暮らしを彩る手仕事の特集です。どうぞお楽しみに!
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