ボケ

商品名：ボケ
品番：NG00149A02
品質：M（同じ素材の中での比較による品質表示）
サイズ：約 35×28×25 〜 30×25×23 mm（1個体サイズ）
入り数：約 5 個
総重量：約 38 g（パッケージを除く）
採取地：日本産

名称：ボケ（木瓜）
別名／俗称：カラボケ（唐木瓜）
英語：flowering quince
学名：Chaenomeles speciosa
分類：バラ科 ボケ属
原産／分布：中国大陸原産で、日本では本州から四国、九州にかけて広く植栽

若く青い実をうまく乾燥させると、黄緑色が残る趣のある感じに仕上がります。
画像は以前のものをそのまま使用しています。

中国大陸原産の樹高1～3mほどの落葉低木で、日本には平安時代初期以前には渡来していたとされます。今では本州から四国、九州にかけて広く植栽され、庭園樹や庭木、生け垣や盆栽として日本人に親しまれています。温暖地でよく育つため、北海道南部では種類が限定されるようです。

葉は、長さ5～9cmほどの長楕円形～楕円形で、縁にはギザギザ（鋸歯）があります。小枝に刺がありますが、改良によって刺のない品種もあります。花は早春、3～4月に葉よりも先に開き、開花と同時期くらいに新芽が出てきます。丸みのある可憐な花は、直径2.5～3.5cmで短枝の脇に複数つけて咲きます。色は、緋色や淡紅、白や、白と紅のまざったものもあります。ひとつの木に何色かが咲く品種も。花色によって、緋色（赤）の「緋木瓜（ヒボケ）」、白い「白木瓜（シロボケ）」、紅白の混じった「更紗木瓜（サラサボケ）」などというそうです。

花後に、球形～楕円形の果実をつけます。径5～7cmほど、楕円形のものでは長径10cmほどの果実で、果柄がとても短く、枝に唐突にくっついているように見えます。果実は、縦に線稜が入っている小さな丸いかぼちゃのような可愛らしい形で、黄緑色から、夏～初秋にかけて黄色く熟していきます。ほのかに甘いとてもよい香りがするこの実は、果実酒やジャムなどにされることもあります。

ボケの仲間には、本州の関東地方以西や四国、九州に自生する「クサボケ（草木瓜）」（学名：Chaenomeles Japonica）という日本原産の種もあります。こちらは、樹高30～60cmほどと中国原産のボケ（C. speciosa）よりも低く、果実もボケより小さめの3～4cmの球形で小さな梨のような実です。花は、ボケとよく似た朱紅などの花が咲きます。このようなクサボケをはじめ、ボケに別種を掛け合わせて作られた園芸品種が200を超すほど多くあり、それらも一般に「木瓜」として親しまれているようです。

【主な用途と素材の処理方法】
■作業効率や素材の保存を考えてジップの付いた自立式の透明なパッケージに入っています。商品には乾燥剤（食べられません）が一緒に入っています。
■主な用途：コレクション、ショップのショーケースなどのディスプレイ、アクセサリー素材、インテリア素材、各種クラフト用素材など。
■処理方法：水洗いした後、日陰干し。