クチナシの実

商品名：クチナシの実
品番：NG00027A02
品質：M（同じ素材の中での比較による品質表示）
サイズ：約 30×20×20〜20×13×13mm（1個体サイズ／赤い実の部分のみのサイズ）
入り数：約 26 個
総重量：約 50 g
採取地：日本産

名称：クチナシ
別名／俗称／和名：梔子、巵子、支子、山梔子、センプク、ガーデニア
英語：Common gardenia　
学名：Gardenia jasminoides
分類：アカネ科 クチナシ属　　
産地／分布：日本の本州静岡県以西、四国、九州、西南諸島や、台湾、中国、インドシナなどに広く分布

※時間の経過とともに茶褐色に変化していきます。

暖かい気候を好み、日本では、海岸近くの山野に多く自生する常緑低木ですが、園芸種も多くあり、公園樹や庭木、垣根などとしてよく植栽されており、都内でもよく見かけます。梅雨から初夏にかけて、甘いいい香りが漂ってくると、近くに純白のクチナシの花が咲いている、ということがよくあるものです。ただし花は痛みやすく、すぐに黄色く変色してしまうので純白の姿は貴重です。

クチナシという名前の由来には様々な説があります。
果実が熟しても裂けたり、破けたりしないので口が無いということで「口無し」、、
果実の萼片（がくへん）をクチバシ、果実自体を梨に見立てた口のある梨「口梨」、「嘴梨」という説、、
蛇が食べる梨という「蛇梨（クチナワナシ）」という説などですが、、
「口無し」という説がもっとも一般的なようです。

果実は、熟すと鮮やかなオレンジ色になります。先のすぼまった楕円形で、上部には細く長い萼片（がくへん）が残ります。基本は一重咲き（花びらが重なり合っていない状態）の花で、八重咲きの品種には果実は出来ないということです。

果実にはサフランと同じクロシン（Crocin）という成分が含まれ、黄色の着色料となり、乾燥させたものを煮出して、栗きんとんやたくわんなどの食品を着色するのに使いますが、わりと高級な食品といえます。また、消炎や鎮静、解熱などの薬効があり、中国では古くから「山梔子」と呼ばれ、漢方薬としても使われてきました。

鮮やかなオレンジ色から赤褐色に変化していますが、木の実としては希少な赤系の色味がとてもきれいです。冠のような黄緑の萼片（がくへん）とのコントラストも効いていて、独特の形が味わいのある木の実。赤色の中に、一部黒ずんでいる部分や全体的に黄色がかったものも含まれます。

【主な用途と素材の処理方法】
■作業効率や素材の保存を考えて、ジップの付いた自立式の透明なパッケージに入っています。商品には乾燥剤（食べられません）が入っています。
■主な用途：リース用素材、ショップのショーケースなどのディスプレイ、室内インテリア、各種クラフト用素材など。味わいある色彩がリースなどのポイントになり、おすすめです。
■処理方法：水洗い、食品用アルコール散布、天日干し、自然乾燥。