控えめという目立ち方……

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七宝焼きと、真珠のコラボです。

真珠は、上質なシルバーの淡水パール(バロックのポテト)と
自然が作り出した「いびつ」という美しさを
花びらに変えた、
クレオタイプのケシパール(希少性の高い中でも、
とりわけ大きめを選んでいます)を使用しています。

釉薬はグレーだけを３色使い、
温度を変えて4回焼いています。

画像より、実際は、微妙な色の違いが
グレーの奥深さを感じさせます。

いつまで見ていても、何故か見飽きない、
仏像のようなイメージを、
作り始めた頃からずーっと持っています。

自分で作ったのになんですが、
深い、ブローチです。だと感じます。

一見、控えめで、
目立たないようでありながら
一度見たら、
必ず記憶に、引っ掛かりを残す、ブローチです。

お花を本格的にモチーフとして使う
きっかけとなったお花です。

初期の頃は
真珠を、真ん中にセッティングしていました。
しかし、
オリジナル感を強くしたいと考え、
クレオ（花びら真珠）に乗るか乗らないかの、
ギリギリの淵にセッティングすることに
変更しています。

シンプルなデザインなのに、
なかなか思うようにならず、毎回手強いお花です。

作る度に必ず失敗作が出ます(笑)。
この釉薬の温度が難しいのと、
盛り方の違いで なかなか思うようには
なってくれません。難しいー色です！

バロック真珠は、
一粒一粒が、世界に２つとない形です。
まさに一期一会と言えます。

今回の、花びら、クレオの真珠も、
歪（いびつ）さが、例えようもなく魅力的です。

真珠は、穴あきを使用していますが、
正面からは、
極力見えないセッティングです。

マグネットを使用しているので、
服に密着して美しく付きます。
勿論、
生地に、穴を開けることなく着けて頂けます。

kitotonショップの
お花のルーツになるものだと思っています。