江戸時代に疫病退散の効果があるといって現れた妖怪・アマビエ。
今年、新型コロナの流行で一躍有名になりました。
いまさらですが、こぎん刺しのぬいぐるみでアマビエを作りました。
パステルカラーのこぎんに、キラキラしたビーズをたくさんつけて
ドールのようにかわいらしい印象で仕上げました。

優しいピンクの髪色、白をベースにしたパステルカラーのこぎんで、
春に咲く花をイメージ。ピンクの足ヒレ（？）が桜の花のよう。
そばにいると、春の温かい空気ややさしい花の香りが漂ってきそう。
ふんわりやさしく癒してくれそうです。

■こぎん模様「うろこ型」
アマビエの胴体の模様をイメージしました。
三角形を並べた形と、十字架のような形の２種類の模様を使っています。

■こぎん刺しのぬいぐるみについて
こぎん刺しは、青森県津軽地域に伝わる刺繍麻の着物の補強や保温が目的でしたが、やがて着物全体を飾る模様として、たくさんの模様が生まれました。
「てこなこ」「きくらこ」など、津軽弁の名前が付いた模様や、
「紗綾型」「亀甲」「鱗形」など日本古来の縁起模様に由来する模様もあります。

その、こぎん刺しを生地全面に施した「総刺し」を使ったぬいぐるみ。
小さいため、身近な空間に飾ることができます。
またバッグなどに入れて連れて歩くのにもちょうどいいサイズです。
小さなぬいぐるみと一緒なことで、気持ちが不思議と落ち着くこともあります。

首、手足が自由に動かせますので、お好みの表情にできます。
嬉しい時は一緒に喜んでいるように、
元気がでない時は、励ましているように、
見る人の気持ちに添えるように、敢えて目鼻のパーツは付けていません。

■仕様
サイズ
高さ7.5cm×横4cm×奥行5cm

素材
ミニチュアファー、ジョイント、綿、コングレス（こぎんの生地）、こぎん糸、フェルト、毛糸、ビーズ

耳と手（ヒレ？）にはビーズを付けてキラキラさせて、マーメイド風アマビエ。

胴体のこぎん模様は２種類使っています。足ヒレにビーズ刺繍をしたことでかわいさだけでなく安定感も増します。

髪はラメの入ったベビーピンクの毛糸を使っています。

手のひらに収まる大きさ。ちいさな守り神！？