ギャラリーvol.20 「ベーシック・レザー展」 Yammart | ハンドメイド通販 iichi(いいち)
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細部に宿る、作り手の本気。

Yammartさんの作品を手にしたら、どなたもまず細部を観察してしまうのではないでしょうか。 薄い革でぴったりと見事に包まれたがま口の口金。寸分たがわぬ完璧な縫い目。納品される時の肩紐の巻かれ方まで、どこまでも美しく、静かに秩序だっています。 「なんと丁寧な仕事だろう…」とひっくり返したり、開け閉めしたり、内側をのぞいたり。惚れぼれしながら、きっとしばらくそんな時間を楽しんでしまうはずです。

革加工の最大の魅力。それは「漉(す)く」ことができること。

子供の頃からミシンが身近にあったというYammart(ヤマート)・山村さん。以前婦人服の縫製のお仕事をされていた時に、革素材のおもしろさに気づいたのだそう。 山村さんが感じる革の最大の魅力は、「漉(す)く(=裏面をけずって薄くする)」ことができること。厚みが調整できるから、ぺらぺらに薄くして金具に巻いたり、厚みを持たせてバッグに編みこんで立体的な模様を作ったりできるのだそうです。

山村さんが使っている革は主に植物のタンニンで鞣されたもの。自然のままの風合いが残るこの鞣し方の革は一枚一枚同じものがなく、使ううちに味が出てくるのも特徴です。バッグにした時の厚みや立体感を想定して選んだ革を使われているのだそうです。

民芸のように、匿名でもいいものを。

お話を伺っていて最も印象的だったのは、「いつだれが作ったか特定させないものづくりを目指しています」という一言でした。 使い込まれたバッグや民芸品のかごなど、作り手は分からずとも、人の手の仕事を感じさせるようなものに山村さん自身も惹かれるし、自分で作るものもそうであってほしいとのこと。 「革自体が表情豊かな素材です。デザインの意図や個性を持たせないことで、かえって持つ人やそのスタイルに合わせて違う表情を見せてくれるんです」。山村さんのものづくりの根底には、そんな革への愛着と信頼が流れていました。

「ベーシック」はいつまでも、どこまでも。

作り手については多くを語らない作品ですが、作り手がとても丹念に仕事を施したことは何よりも印象的に伝わってきます。 作品に触れた人に「なんだか好きだ」と思ってもらえるように。「ベーシック」というごまかしのきかない世界で、確かな感覚と技術を磨き続けながら、どこまでも丁寧に、どこまでも真摯に、日々制作と向かい合っているYammart・山村さんです。

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