ギャラリーvol.24 「記憶を描くカンヴァス展」 gaf. | ハンドメイド通販 iichi(いいち)
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ロンドンで出会った、時間が作り出す質感

真っ白いカンヴァス生地でものづくりをされている、gaf.の田中良さんはデザイン専門学校を卒業後、デザイン事務所で働きながらオリジナルTシャツの制作をしていました。数年後、ロンドンに渡り、約1年間古いレンガづくりのシェアハウスで暮らしはじめます。ロンドンには、修理をしながら引き継がれ続ける生活道具や家具、歴史のある街並みがありました。時間をかけて経年変化した、「古い物の存在感」を生活のなかで感じ、その後のものづくりの大事なコンセプトとなったのだそうです。

帽子から始まった”もの”づくり

ロンドンからの帰国後、田中さんはグラフィックデザインの仕事をする傍らで、帽子に施すグラフィックのデザインの依頼を受けるようになります。依頼されたものをデザインしているうち、徐々に帽子の形そのものに興味が湧き、自分が良いと思う形の帽子の制作をするようになったそうです。田中さんの帽子作りは、古くなり、経年変化して良くなる物と言う観点から、選んだ素材は革、新品の革でも、既に歴史を感じさせる傷や、むらのある革です。そういった革の質感・雰囲気を生かす為に作る帽子にグラフィックは不要になりました。

絵画用カンヴァスとの出会い

革の帽子は、どうしても秋冬に限定されるため、春や夏にもかぶれる帽子をつくろうと、素材探しがはじまります。いくつかの候補から、リネンに白い塗料が塗ってあり、張りのある質感が特徴のカンヴァス生地に出会います。早速帽子をつくってみると、良い仕上がりでこの素材は帽子だけでは勿体ないと書類ケースをつくり、そして、ブックカバー、ポーチ、トートバッグなど一気に仕上がり、いつの間にか始まったのが「gaf.」なのだそうです。

使うことで描かれる存在感

「みんな子供の頃、落書きしたり、段ボールで何か作ったりする事が好きでも、 いつの間にか、何かを“つくる”事をしなくなっていると思います。」田中さんは、「gaf.」を使うことで、いつの間にか何かを“つくる”行為に繋がればとおっしゃいます。バッグや、ブックカバーなど、カンヴァス生地が日々使う道具になった時、傷や色移りを繰り返し経年変化する事で、気が付くと、使う人のオリジナルの作品になっていて、更に、バッグとして機能しなくなった時、縫い目をほどいて広げてみると、色移りや汚れで、思いもしない“絵”になっているかも知れません。

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