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「神楽坂 暮らす。」からお届けする、彫金と七宝の装身具展【iichiギャラリー】

もともと代官山で誕生した「暮らす。」ですが、ご縁があってここに移り、早いものでもう4年。ようやく街にもなじんできた頃合いかな、と思います。「神楽坂の器屋さん」として、近所のみなさんにも気軽にご来店いただいています。
「暮らす。」には、ハプニングとリラックスの2つの空間が。
お店は、「器屋コーナー」と「展示室コーナー」のふたつの要素で構成されています。


人間の自律神経には、交感神経と副交感神経というふたつの神経があるけれど、このふたつのコーナーの役割は、それに似ているかもしれません。「展示室」にはちょっとハプニング的な雰囲気もあって交感神経のようだし、「器屋」は目と頭と心がリラックスできて副交感神経のよう。両方をゆっくりと見ていただければ、「暮らす。」の人格(店格っていうのかな?)のようなものを感じてもらうことができるのではないかと思います。
「装う」がテーマ。坂有利子さんの展示をiichiギャラリーで。
今回のiichiギャラリーでは、「暮らす。」の「展示室コーナー」の雰囲気を味わってもらえる展示会をご用意しました。

わが国・日本では、彫金という工藝が古くから発展してきました。今回は、そんな彫金にスポットをあて、装身具(アクセサリー)の数々をご紹介してみたいと思っています。
作り手は、坂有利子(さか・ゆりこ)さんです。
坂さんは、谷中の彫金工房で学んだ彫金師です。この工房の講師はその道の大ベテランで、明治の超絶技巧の流れを汲む正統派の彫金師の方々。坂さんは、その教えを受けた貴重な存在です。

彫金作品と七宝作品で見る、坂さんの技法と個性。
はじめて会った頃は、彫金師らしいアクセサリーが多かったけれど、持ち前の好奇心と研究心で、これまでいろいろな技法や技巧を身に着けてきた坂さん。昨夏はアメリカの工房に遊学して最先端の七宝細工を学び、ここ最近は、彫金師という枠に納まらないアーティストとして活躍しています。
今回出品する作品については、2つのラインをご用意してみました。


見ていただくとわかりますが、がつっと正面切って勝負するような真剣勝負の作品がある反面、くすっと思わず笑みがもれてしまうような遊びが効いた作品も。思い思いに装っていただける作品を取り揃えました。
ぜひこの機会に、坂さんが描き出す世界をお楽しみただきたいと思います。
- iichiギャラリー開催中!
- 彫金と七宝の装身具展
坂有利子
この記事は2015年5月14日に作成されました
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