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もの作りを旅する。

こんにちは、iichiディレクターの重松です。このインタビューは、「iichi presents 湘南ものづくりトーク」というラジオの番組内で伺ったお話を元に連載しています。
毎回、湘南エリアで活躍されている作り手の方をお呼びして、ものづくりに関するお話を伺っていきます。iichi presents 湘南ものづくりトークについて、詳しくはこちら(過去の放送もお聴きいただけます)、前回のインタビューページはこちらです。
今回より重松が藤本あやさんより引き継いでパーソナリティを努めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

本日のゲストは、鎌倉を中心に活動している革職人・デザイナーのもの作りユニット、クルスカの藤本直紀さん、そしてiichiパーソナリティでもおなじみの藤本あやさんご夫妻です。
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クルスカさんは作品制作だけでなく、ワークショップなど様々な活動をされていると伺っています。最近の活動の主軸はどのようなところにあるのでしょう?

(直紀さん、以下敬称略)最近は教室を開いて、参加者の方と一緒にもの作りをするという活動が主軸になっています。「ワークショップ」というと作るアイテムが決まっていて、その中で参加者の方が自分なりのアレンジを加えて一点ものを作るという感じだと思うのですが、教室という形式では作るアイテムも決まっていないので、ゼロから自分で作りたいものを考えてもらい、こちらが伝えられる部分は伝えつつ、一つのものを完成させるという方法を取っています。

ブックカバーでもカバンでも、好きなものが作れるんですよね。皆さんどのようなものを作られるのでしょう。

(直紀)そうですね。教室では「財布が作りたいです」も「カバンが作りたいです」もありますよ。何を作る場合もデザインを起こすところから一緒にやっていきます。この形だったらこの革で、こういう型紙で作ったらいいんじゃないか、というのを一緒に考えながら進行していって、その人独自の一つを作る、という流れになっています。
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例えば財布を作るとなると、どのくらいの期間で完成しますか。

(直紀)今は5回セットになっていて、最初の回を、素材やデザインについてのことを少し学びながら、使い心地を考えたり、自分の頭をほぐしたりする「アイデアを出す回」にしています。制作自体は2回〜3回くらいの間で、途中宿題をはさみながら、家でも作ってもらうなどしながら進めていきます。

作品制作が中心だった頃から、教室に主軸を移されたのにはどんなきっかけがあったのでしょう?

(直紀)クルスカでは元々洋服なども作っていたのですが、買ってくださる方に対してフルオーダーメイドで作るということが多かったんです。シャツだったら生地を選んでもらって、サイズを合わせて…と。その経験もあって、「自分で一から作りたい」という方のために場所が提供できるような活動ができたら、と考え始め、今の形になってきたように思います。

教室は鎌倉で行っているんですか?

(あやさん、以下敬称略)ほとんど鎌倉が拠点ですが、最近ではお声がけいただいて、都内で開催することも少しずつ増えてきました。鎌倉を拠点にしているクルスカですが、今は旅をしながら全国各地を訪れて、その土地にいる方々とそこでしか得られない素材を組み合わせて、皆でアイデアを形にしていくという活動をしています。
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最近ではどんなところに行かれましたか?

(あや)最近では宮城県の仙台に行きました。実は旅も2周目に入ってきていて、一度お声がけいただいて訪れた場所にまた会いに行く、ということも多くなってきています。仙台だと、仙台の革屋さんに行って、どんな革があるのかを見たり、そのお店ならではの手仕事を私達も学びながら旅をしています。

地域によって作られるものやその土地のものづくりに対する空気感のようなものって、違うのでしょうか。

(直紀)そうですね。今旅先でやっているのが、クルスカが作っている作品をベースにして、参加者の方にアレンジをしてもらって一緒に作るというワークショップをしています。行く地方によってグラフィックに寄ることもあれば、刺繍などの一手間を加える方も多くいらしたりします。そういった違いも面白いですね。
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そうなんですね。この後日本を離れて海外も回られるそうですが、どのような国を回られるのでしょう?

(直紀)最初の目的としては、イタリアが革のタンナー(皮をなめして革にする職業)で有名なので、工房を訪れて職人さんや革についてもっと知りたいなというのがあります。
また、現在携わっているもの作り施設「ファブラボ」の世界会議がその時期にスペインであるのですが、それに向けてヨーロッパ各地にあるファブラボを回って一緒にワークショップをするという予定にしています。
(あや)イタリア・フィンランド・ノルウェー・オランダー・ベルギー・途中でフランスも通るんですが、その後で「クルスカ」の名前の由来にもなったバスク地方(クルスカはバスク語なんです)も旅をします。「クルスカ」という言葉が「テーブルの上でのお昼寝」という意味があるということで名付けたのですが、本当にそういう意味があるのかどうかを確かめに行く、というところもあります(笑)
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ファブラボではどんなことをされるのでしょう?

(直紀)そこは今国内でもやっている、クルスカのプロダクトを元に行うワークショップを開催します。ヨーロッパでは参加する方たちがどんな風にデザインをアレンジするのかを一つの映像としてまとめて、帰ってきて皆さんにお見せできたらと思っています。
(あや)そうですね。色々な土地を回るので、どんな人に出会ってどんな知識を得られるのか、その国にしかない魅力や、感じたことを一人でも多くの方にシェアしていきたいですね。
実はクルスカは色んな方に応援していただいていて、「旅するクルスカを応援する会」というのを友人たちが立ち上げてくれたんです。そのおかげで今回の旅が実現したというのもあるので。クルスカのFacebookページに来ていただけたら、旅の模様もご覧いただけます。

本日はクルスカの藤本直紀さん、あやさんにお話を伺いました! ありがとうございました。

 
この記事は2014年10月10日に作成されました
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